DIYで節約、でも失敗しない|手作りしていいもの・プロに任せるべきもの

結婚式の費用を抑えたいと考えたとき、多くの人が思いつくのが「DIY(手作り)」です。ウェルカムボード、席札、プロフィールブック。手作りすれば、業者に頼むより安く済むし、ふたりらしさも出せる。そんな期待を持って、DIYに挑戦するカップルは少なくありません。

でも、実際にやってみると、想像以上に時間がかかったり、仕上がりがイマイチだったり、結局買い直すことになったり。

「こんなことなら最初からプロに頼めばよかった」と後悔するケースも多いのです。

DIYは、うまく活用すれば節約にもなるし、思い出作りにもなります。でも、何でもかんでも手作りすればいいというわけではありません。今回は、手作りしていいものと、プロに任せるべきもの、そして予算をかけるべきポイントの見極め方をご紹介します。

DIYのメリットとデメリット

まず、DIYの良い面と注意すべき面を整理しましょう。

メリット:

  • 費用を抑えられる(材料費のみで済む)
  • ふたりらしさを表現できる
  • 準備の過程が思い出になる
  • 好きなデザインを自由に作れる

デメリット:

  • 時間がかかる(想像以上に)
  • クオリティが安定しない
  • 失敗すると買い直しで逆に高くつく
  • 準備期間のストレスになることも

このメリットとデメリットを踏まえて、何をDIYするかを決めることが大切です。

手作りしやすいもの|ペーパーアイテム系

おすすめ度:★★★★★

最もDIYに向いているのが、ペーパーアイテムです。招待状、席札、席次表、メニュー表、プロフィールブックなど。

これらは、パソコンとプリンターがあれば自宅で作れます。デザインテンプレートも豊富にあるので、デザインセンスに自信がなくても大丈夫。印刷も、失敗しても刷り直せばいいだけです。

特に席札は、ゲスト一人ひとりに手書きでメッセージを添えることで、温かみが出ます。これは業者に頼んではできないことです。

ただし、印刷枚数が多い場合は、インク代や紙代がかさんで、業者に頼むのとあまり変わらない金額になることも。また、印刷の手間も相当なものです。時間とコストを天秤にかけて判断しましょう

手作りしやすいもの|ウェルカムスペース装飾

おすすめ度:★★★★☆

ウェルカムボード、フォトフレーム、ガーランド、メッセージボードなど、ウェルカムスペースの装飾はDIYに向いています。

これらは「完璧」である必要がありません。むしろ、手作り感があることで「ふたりが一生懸命準備したんだな」という温かみが伝わります。

また、ウェルカムスペースは当日の進行に直接影響しないので、多少のトラブルがあっても大きな問題になりません。

ただし、大きなウェルカムボードを作る場合は、会場までの運搬方法も考えておく必要があります。

手作りしやすいもの|プチギフト・引き出物のラッピング

おすすめ度:★★★★☆

引き出物や引き菓子は業者から購入し、プチギフトの中身も購入したものでも、ラッピングやメッセージカードを手作りすることで、オリジナリティが出ます。

ラッピングペーパーやリボン、タグなどを揃えて、ふたりでラッピング作業をする時間は、良い思い出になります。

ただし、ゲストの人数が多い場合は、かなりの時間と労力が必要です。仕事が忙しい時期と重なると、準備が間に合わなくなることもあるので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

手作りしやすいもの|ムービー系(条件付き)

おすすめ度:★★★☆☆

プロフィールムービーやオープニングムービーは、動画編集ができる人なら手作りも可能です。

最近は、スマホアプリでも簡単に動画が作れるので、シンプルなムービーなら十分自作できます。写真を選んで、BGMをつけて、テキストを入れる。それだけでも、十分に感動的なムービーになります。

ただし、クオリティにこだわりすぎると、膨大な時間がかかります。また、当日の音響トラブルに対応できるかどうかも重要です。

音楽の著作権問題にも注意が必要です。市販の楽曲を使う場合、会場によっては著作権料が発生することもあります。

動画編集が得意でない場合は、無理せずプロに頼む方が無難です。

予算をかけるべきもの|写真・ビデオ撮影

重要度:★★★★★

「友人にカメラが得意な人がいるから頼もう」と考えるカップルもいますが、写真・ビデオ撮影はプロに任せることを強くおすすめします。

結婚式の撮影は、想像以上に難しいものです。プロのカメラマンは、どのタイミングでどの角度から撮るか、光の状態をどう活かすか、全てを熟知しています。

友人に頼んでしまうと、その人は撮影に集中しなければならず、結婚式を楽しめません。また、「せっかく頼んだのに、いい写真が撮れていなかった」となると、お互いに気まずくなります。

写真とビデオは、結婚式が終わった後も何度も見返すものです。一生の思い出になるものだからこそ、ここはしっかり予算をかけることをおすすめします。

予算をかけるべきもの|ヘアメイク

重要度:★★★★★

「普段から自分でメイクしているから大丈夫」と思うかもしれませんが、結婚式のヘアメイクはプロに任せることをおすすめします。

照明や写真映りを考慮したメイク、長時間崩れないヘアセット、ドレスに合わせたスタイリング。これらはプロの技術が必要です。

また、結婚式当日は緊張していて、いつも通りのメイクができない可能性もあります。朝から準備に追われて、メイクに時間をかける余裕がないことも。

ヘアメイクはプロに任せて、新婦は心の準備に集中する方が、当日を余裕を持って迎えられます。

予算をかけるべきもの|料理

重要度:★★★★★

料理は、結婚式の予算配分で最も重視すべきポイントの一つです。

ゲストが結婚式で最も楽しみにしている要素の一つが料理です。ここで節約しすぎると、ゲストの満足度に直結します。

「品数を減らす」「グレードを下げる」といった節約は、目に見えて伝わってしまいます。逆に、料理にしっかり予算をかけることは、最高のおもてなしになります。

DIYで浮いた予算を、料理のグレードアップに回すという選択は賢明です。ゲストの記憶に残るのは、美味しい料理と楽しい時間です。

プロに任せるべきもの|装花(メインの部分)

おすすめ度:★★☆☆☆(手作りは慎重に)

テーブル装花やブーケなど、メインの装花はプロに任せる方が無難です。

花は生き物です。前日に準備しても、当日の気温や湿度で状態が変わります。また、花の扱いには経験と技術が必要で、素人が作ると、すぐにしおれたり、バランスが悪くなったりします。

ただし、ウェルカムスペースの小さなアレンジメントや、簡単なガーランドなどは、手作りしても良いでしょう。

手作りと既製品の組み合わせという選択

すべてを手作りする必要はありません。「ベースは既製品で、アレンジだけ手作り」という方法もあります。

例えば、席札は既製品のカードを購入して、メッセージだけ手書きする。ウェルカムボードは業者にデザインを頼んで、装飾だけ自分たちで追加する。

こうすることで、時間を節約しつつ、オリジナリティも出せます。

時間をお金で買うという考え方

DIYを検討するとき、「材料費」だけでなく「時間」もコストとして考えましょう。

例えば、席札を100枚手作りするのに10時間かかったとします。その10時間で、どれだけの価値があるでしょうか。業者に頼めば5,000円で済むものを、10時間かけて手作りする。時給換算すると500円です。

それが「楽しい時間」「二人の思い出作り」になるなら、素晴らしい選択です。でも、もし「義務感」「節約しなきゃというプレッシャー」で作業しているなら、その10時間を他のことに使った方が有意義かもしれません。

デートの時間、ゆっくり休む時間、仕事に集中する時間。時間は有限です。「時間をお金で買う」という考え方も、時には大切です。

持ち込み自由の会場だからできること

Healing Forest Gardenのような持ち込み自由の会場なら、DIYと業者依頼を柔軟に組み合わせられます。

ペーパーアイテムは手作り、でもカメラマンはプロに依頼。装花は予算に合うよう提携の花屋さんに依頼。そんな自由な選択ができます。

会場が提携業者に限定されていないからこそ、予算に合わせて、本当に必要なものにお金をかけられる。DIYで節約した分を、プロに任せるべき部分に回せる。これも、賢い節約の一つの形です。

失敗しないDIYのコツ

もしDIYに挑戦するなら、以下のポイントを押さえましょう。

  1. 早めに始める:直前になって慌てないように、余裕を持って。
  2. 試作する:いきなり本番を作らず、まず一つ試作して確認。
  3. 完璧を目指さない:多少のズレや歪みは「手作りの味」。
  4. 二人で分担:一人に負担が集中しないように。
  5. 困ったらプロに相談:無理だと思ったら、途中からでもプロに頼む勇気を。

メリハリのある予算配分を

結婚式の予算配分で大切なのは、メリハリをつけることです。

すべてにお金をかける必要はありません。でも、すべてを節約する必要もありません。

手作りできるものは手作りして節約し、その分をゲストの満足度に直結する料理や、一生の思い出になる写真撮影に回す。そんなメリハリのある予算の使い方が理想的です。

賢く節約、でも後悔しない選択を

DIYは、うまく活用すれば節約にもなるし、ふたりらしさを表現する手段にもなります。でも、何でも手作りすればいいわけではありません。

手作りしていいもの、プロに任せるべきもの、予算をかけるべきもの。その線引きをしっかりして、賢く予算を使いましょう。

節約も大切ですが、もっと大切なのは「後悔しない結婚式」を作ることです。無理してDIYしてストレスを抱えるより、プロに任せて当日を楽しむ。そんな選択も、決して間違いではありません。

あなたにとってのベストバランスを見つけて、素敵な結婚式を作り上げてください。